人の力が私たちの素材です
EMPLOYEE
社員紹介
産業を俯瞰する力を養い
総合力で選ばれる営業を目指したい
塩ビ事業本部 化成品部
2014年入社 教育学部 社会科学科


人の力が私たちの素材です
社員紹介
産業を俯瞰する力を養い
総合力で選ばれる営業を目指したい
塩ビ事業本部 化成品部
2014年入社 教育学部 社会科学科
就職活動では、社会に広く影響を与えることができること、若手のうちから裁量があることを重視していました。特に信越化学が魅力的だと感じたのは、これらの点と合致していたからです。説明会や面接を通して、この会社であれば早い段階から多くの経験を積むことができ、かつ社員の主体性を重んじる風土があると感じ入社を決めました。
現在は、か性ソーダの営業活動に従事しています。か性ソーダは工場排水の中和処理などを中心に幅広い用途があり、リチウムイオン電池の部材向けなど需要が大きく伸びている分野もあります。お客さまの業種や規模も多岐に渡りますが、私は大口顧客と東日本エリアの約200社を担当しています。
か性ソーダは汎用品であるがゆえ、品質において他社との差がほぼ生じない製品でもあります。そのため販売においては、価格面はもちろんですが、それ以上に自分自身が他社との差別化を生み出すことが必要になります。そのために、まず基本となるのは商談でのコミュニケーションからお客さまと信頼関係を築くこと。加えて幅広い業界知識や、変化の激しい国内外の需給環境に高くアンテナを張り豊富な情報を持つこと、また価格交渉においては市況動向を論理的に伝える力も重要な要素になります。当社を選んで頂くために様々な意味での営業力を常に磨かなければいけない厳しさは、汎用品であるか性ソーダの営業の醍醐味でもあると感じています。
これまでの業務で印象に残っているのは、新規の出荷拠点を立ち上げるプロジェクトを任せて頂いたことです。数年に渡って検討を重ねてきた、事業拡大において重要な案件だったため、大きな責任感をもって業務に当たりました。まずは設備投資の検討から始まり、概算コストを基に採算性を検証したのち、運用システムや品質保証体制の整備、また契約関係の取りまとめなど、取り組むべきタスクが山積みでした。同時に営業担当としても、拡販エリアのマーケティングや、新規代理店との関係構築に取り組む必要がありました。こうしたタスクを並行して進めていくのは大変でしたが、部内の方々をはじめシステム部門、品質保証部、製造部、出荷部門など、社内外の多くの方にご協力を頂きながら、プロジェクトを形にしていくことができました。長い期間をかけて全ての準備が整い、初回出荷に立ち会った時には、携わった方々への感謝と達成感で胸が熱くなったことを覚えています。この案件で多方面の方々と連携を取る中で、各部門の皆様の知見や経験の深さと、それらが一体になることで大きくビジネスが動くことを肌で感じました。そして各部門が密に連携できる組織としてのしなやかさこそが、当社の強みであると実感した経験でもありました。
汎用品を扱うからこそ、得られる経験も多くあると思います。例えば、お客さまとの値上げ交渉に関することです。品質に差がつきにくい汎用品では特に、値上げは交渉のさじ加減ひとつで以後の取引に大きく影響する可能性があります。そのため、交渉の場では相手方の言葉の真意や細かいニュアンスを汲み取りながら、値上げの論拠をできる限り論理的かつ理性的に説明する必要があります。そして大切なのは、取引における立場が違うからこそ相手の目線から考え、一緒に解決へ臨む姿勢を持つことです。そうした姿勢をお客さまはしっかり見てくださり、厳しい交渉であるほど、乗り越えた先により深い信頼があることも得難い経験となりました。
そして、顧客数が多く、業種も幅広いか性ソーダという製品を通して、ひとつの化学品の需給バランスの変化が、一見すると関係の薄い産業にも大きな影響を与える場面に多く触れてきました。こうした各産業の動きに柔軟に対応し、販売戦略を講じることも営業の面白さのひとつだと感じています。今後は事業部の他の製品にも携わり、多角的な視点と産業を俯瞰で見る力を養うことで、ビジネスの面白さと本質にもっと触れていきたいと考えています。
学生時代は教育学部に属しており、教職にも興味がありましたが、「企業というチームで取り組んだことが、数字という目に見える形で結果が出る」ビジネス界に魅力を感じ、信越化学に進むことを選びました。学生の皆さんの進路の選択肢は、きっと沢山あると思います。だからこそ、これからビジネスの世界に飛び込む皆さんが自分を活かせる道を選んだ先に、信越化学という私と同じチームがあれば嬉しく思います。
One day Schedule
出社
8:30
資料作成、
顧客問合せ対応
10:00
昼食
12:00
商談(来客対応)
15:00
退社
18:30
How I spend my day off
休日は友人と飲みに行ったり、旅行に行ったりします。また年に数回、学生時代の友人とキャンプに行くことも、とても良いリフレッシュになっています。一番好きなシーズンは冬で、早朝のきりっと澄んだ空気の中で飲むコーヒーは、何よりも頭をクリアにしてくれます。