従業員インタビュー7
Shin-Etsu Challengers
従業員インタビュー7

Shin-Etsu Challengers
育休中に子どもと触れ合って得た発見を地域との触れ合いに活かしたい
武生工場 総務グループ
Y.M.
2009年、信越化学入社。武生工場(福井県)でレア・アースマグネットの製造に従事。
2020年、次女の誕生に伴い育児休業を約6ヵ月間取得。2022年12月から同工場総務グループで地域渉外などを担当し、業務の幅を広げる。
育児のたいへんさを痛感しつつも楽しい日々
次女が生まれた時、コロナ禍で妻の実家からのサポートを受けるのは難しいと判断し、6ヵ月の育休を取得しました。育休期間中は5歳の長女と遊んで過ごす時間もけっこう持てましたし、天気がいい日は家族で散歩に出かけたりもしました。時には、幼い長女が私と妻に気遣って洗い物をしてくれ、後始末のほうが大変でしたが、その気持ちにとても感動し、一方で、次女が言外に匂わせる思いを感じ取り、今こんなことを求めているのかなと察しながら、日々微笑んでいました。
夜、寝かし付ける係は私でしたが、次女は抱っこしながらでないとなかなか眠らない上、布団に下ろそうとした途端にパッと目を開ける、いわゆる背中スイッチが入りやすいようで、終わりのないマラソンをしている気持ちでした。もっとも、抱っこの仕方、流す音楽、背中トントンの力加減やスピードなど色々と試し、育児のたいへんさを痛感しつつも、天井をきょろきょろし、一点見つめする寝落ち前の兆候を「星を探しだした」と言って楽しんでいました。
男性が育休を取得することに不安はなかった

周りに男性の育休取得者はいませんでしたが、当社において育休制度は十分に周知されており、私にとっては育休を取得することに大きな不安はありませんでした。
報道では、男性の育休取得が進まない理由として、収入面、忙しさや周囲への影響、キャリア形成への悪影響などが指摘されていますが、幸いなことに私は、周囲の皆さんの協力に加え、制度にも守られているので、収入面以外は安心して育休を取得することができました。収入面については、育児休業給付金の給付率※を考慮して、6カ月にとどめた経緯があります。これから育休を取られる男性のことを考えると、できることなら1年くらいは収入を気にせず、取得できるようになればと思います。
※育児休業給付金の給付率
育休期間中に国から給付される給付金(育児休業給付金)は原則、育休開始時の賃金相当額を基準として、育休取得180日目までは基準額の67%、181日目以降は50%が支払われる(2024年4月時点)。
育児経験を地域渉外等で活かしたい
総務グループに異動して1年が経過しましたが、まだまだ知らないことばかりです。恥ずかしながら言葉だけしか知らなかった「ESG」の取り組みにも遭遇し、そのうちの「S」の範疇に働き方改革として仕事と育児の両立が含まれていることを知りました。当社において「ESG」の取り組みは年々重要になっており、総務グループに異動してその深い意味をしっかり学んでいます。一方で育休期間中、子どもと触れ合った経験を、地域渉外等でお子さまと接する機会に活かせればと思っています。
