従業員インタビュー

Shin-Etsu Challengers

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SESEが起点となって多様性をグループ全体の力に変えたい

シンエツ シリコーンズ ヨーロッパ社
C.S.

シリコーンメーカーの営業責任者としてのキャリアを築き、2015年にシンエツ シリコーンズ ヨーロッパ社入社。工業用シリコーンオイルの営業チームを率いる。

多様性はチームを強くする

2022年からヨーロッパ、中東、アフリカ地域向けの工業用シリコーンオイルの営業チームを率いています。私たちは現在、シリコーンオイルの拡販だけでなく、コンタクトレンズ、船舶用防汚コート剤、タイヤの耐久性を向上させる変性シラン、接着剤から簡単に剥がせるシリコーンライナー、耐熱コート剤など、特殊な市場の開拓にも力を入れています。

当社の特徴の一つは多様性です。日本人だけでなく、ドイツ、スペイン、イタリア、ハンガリー、マレーシアなどさまざまな国籍の同僚がいます。ヨーロッパは多様な文化を背景に持つ地域であり、仲間とのコミュニケーションでも予想外の反応に出会うことがあります。しかし、これは新たな視点をもたらし、変化の激しい時代において強みとなる要素だと考えています。

営業チームは男性が18人、女性が6人で構成されています。特にカスタマーサービスや購買の分野では女性が活躍していますが、男性であるか女性であるかにとらわれず、多様性を受け入れ、チームの力に変えていくことがリーダーとしての役割だと考えています。また、私自身に関しても磨いてきたスキルが尊重され、信頼して仕事を任せていただいていると感じています。

文化の違いを尊重したコミュニケーション

日本とヨーロッパの多様性を比較すると大きく異なる面がありますが、日本からの駐在員や日本拠点との協力関係は良好です。日本の文化には、相手を慮って物事をストレートに言わず、相手に察してもらうことを期待するコミュニケーションがあり、最初は戸惑いました。しかし、8年以上もの日本の人々とのやり取りを通して、そうした文化の良さも理解しています。ただ、困難な状況に直面した際など、起きていることを正確に伝えることが何より重要な場面では、日本人であろうとストレートに伝え、情報を素早く共有するように心がけています。そういったコミュニケーション文化の違いは、お互いに理解しているのでうまく協力できているのだと思います。

ダイバーシティのメリットを広げる旗振り役に

信越化学本社のシリコーン部門は主に日本人で構成されていますが、国籍の異なる同僚の多様な視点や経験を活かすことで、よりグローバルなアプローチが可能になります。さらに、こうしたダイバーシティを価値に変えていくには、海外子会社同士の連携も重要だと思っています。なぜかと言うと、世界各地で事業を展開するお客さまの情報を共有し、より細やかなフォローができることがメリットに感じるからです。また、海外の展示会に参加する機会が増えることはもちろん、違った価値観や視点を持ちながらも同じような課題に直面している海外子会社のセールス・マネージャーと、課題解決や互いの成功事例について議論することは非常に有意義なことだからです。そこで機会があれば、私は信越化学グループ全体でこうしたダイバーシティのメリットを広げていく旗振り役になりたいと思います。