従業員インタビュー

Shin-Etsu Challengers

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さらなるキャリアアップに向けお客さまとWin-Winの解決策を生み出すような貢献に挑戦したい

シムコア社
Smelter Superintendent(製造課長)
A.H.

2006年、シムコア オペレーションズ社入社。
2014年、40歳の時に製錬所の製造課長代理に就任し、金属ケイ素を製造する炉のオペレーションを担当。2023年2月に製造課長就任。

製錬所の製造課長として安定操業などに貢献

私は冶金学の学位を取得し、新卒で西オーストラリア州にあるシムコア社に入社しました。シムコア社は、半導体シリコン、シリコーン樹脂、合成石英の主原料である金属ケイ素を製造しています。入社してからは主に製造プロセスのデータ分析を担当した後、製錬所の製造課長代理になり、課長と協力して3つの炉の運営を任せてもらいました。さらにキャリアを積んで、現在は製錬所の製造課長となり、安全操業はもちろん、生産目標、卓越した製品品質、工場の稼働率を最大化するためのメンテナンスなどを管理しています。

協調と共感を大切にして問題解決に臨む

入社した当初、配属された部署では私が唯一の女性でした。しかし、現在はシリコングレードに適した原材料の効率的な生産計画の責任者など、さまざまな要職で女性が活躍しており、オペレーターにも多くの女性が従事しています。私はマネジメントの立場になっても自然でオープンなコミュニケーションを心掛けており、私が女性だからなのかはわかりませんが、彼女たちからよく相談を受けています。また、機械系の学位を有していたり、オペレーター経験の豊富な男性従業員が多く、どちらかというと、彼らは専門知識や過去の経験を生かして問題解決に当たろうとする傾向があるように思います。一方で、バックグラウンドの異なる私は彼らを尊重し、協調的で共感的なスタイルによって、彼らと建設的な議論をすることで問題解決に臨んでいます。もしかしたら、そこが私らしい仕事の進め方なのかもしれませんが、良い結果を得ています。

お客さまと互いに問題や懸念を解決する良好な関係を築く

私は今後もこの会社で自分を成長させ、キャリアアップを続けていきたいと思っています。特に、お客さまが私たちの製品をどのように使っているのかを深く知ることで、もっと会社に貢献できることがあるのではと考えています。そのことを会社に伝えたところ、営業部長と一緒にエンドユーザーであるお客さまを訪問する機会を得ました。それから何度かお客さまとのミーティングに同席したことで、炉の微調整をしなければならない時、あるいはプロセス上の課題に直面した時、お客さまの製品を念頭において検討すべき重要なことは何かを非常によく理解しました。また、お客さまにも、ご要望への対応の困難さやコスト負担の大きさなどについて十分理解していただき、双方の問題や懸念を互いに解決する良好な関係を築くことができました。これをきっかけに、他のエンドユーザーとのミーティングにも参加するようになり、引き続きお客さまとWin-Winの解決策を生み出すような貢献に挑戦したいと思っています。