サステナブルな社会の実現に向けて
製品を通じた社会課題の解決 ~快適な暮らし~

製品名

Health and wellbeing
健康で安心な暮らしに貢献する信越化学グループの素材

信越化学グループの製品には、全ての人々が活動的に社会に参加し、健康で安心して生活できる社会の実現に貢献するものが数多くあります。今後も社会のニーズにお応えする製品の開発、製造、販売に取り組むことで、持続可能な世界に向けて素材メーカーとしての役割を果たしていきます。

健康で安心な暮らしに貢献する素材

塩化ビニル樹脂

塩化ビニル樹脂

塩ビを使用した樹脂窓はアルミ窓と比較して、窓から逃げる熱量を削減できます。ヒートショックの防止に貢献しています。

か性ソーダ

か性ソーダ

紙おむつの吸水剤として欠かせない、高吸水性ポリマーの原料として使われています。

半導体シリコン/マグネット

半導体シリコン/マグネット

⾃動⾞の⾃動ブレーキなどに使⽤され、事故の予防に貢献しています。

介護⽀援⽤ロボット、電動⾞いす、CT、MRIなどの各種検査機器や医療機器のモーターに使⽤され、⼈々の健康を⽀えています。

シリコーン

シリコーン

各種医療用品の素材として使用され、人々の健康の維持に貢献しています。

各種介護用品や日用品に素材として使用され、人々の快適な暮らしを支えています。

蚊の嫌がる肌表面技術を実現したシリコーンオイル

世界中で最も人の命を奪っている生き物は蚊であると言われ、蚊が媒介する感染症により多くの人々が命を落とす危険にさらされています。花王株式会社は当社のシリコーンオイルを使用し、安心して使える蚊の忌避剤を開発、タイにて発売しました。
シリコーンオイルは、①化粧品原材料としての実績が豊富②表面張力が低い③さまざまな粘度があるなど、多くの特長があります。これらの特長を持つシリコーンオイルを忌避剤に使用することで、蚊の嫌がる肌表面へと改質する技術を実現。蚊が吸血態勢をとれずに飛び立つため、蚊に刺されなくなるという、従来とは異なったアプローチの忌避剤です。 当社は、これからも製品と技術の開発を通じて、お客さまや社会の課題解決に貢献していきます。

生体ドライ電極/高伸縮性配線材料

⾝体装着デバイス*1 の特性向上に貢献する「⽣体ドライ電極」と「⾼伸縮性配線材料」

当社の材料が使われたヘルスパッチ
(黒い部分が生体ドライ電極、それらを繋ぐ金色の線が高伸縮性配線)

健康管理への意識や在宅治療の必要性が高まる中、身体装着デバイスによる生体情報を測定する機会が増えています。
特に24時間以上肌に直接装着し生体情報を取得するヘルスパッチの場合、装着者には不快感によるストレスが生じることがあります。また、1週間に及ぶ長期の測定ともなると、生体信号の取得が不安定となることも起こり得ます。
当社の「生体ドライ電極」と「高伸縮性配線材料」を使用することにより、身体装着デバイスが備える機能、装着性と使いやすさが飛躍的に向上し、使用者に高い「QOL」(生活の質)を提供することが可能となります。

当社は、身体装着デバイスの進化に寄与する 材料を提供することにより、健康不安を抱いている人々の負担の軽減と医療の効率化に取り組み、 人々が健康な生活と長寿を享受できる社会の実現に貢献していきます。

  • *1 身体装着デバイス:心拍数や心電波形などの生体情報を、身体に装着したまま測定し、送信する機器

◆生体ドライ電極

身体装着デバイスで、生体信号を取得する入り口の働きをする電極として開発しました。生体ドライ電極を用いたヘルスパッチは、装着の評価において、1週間に及ぶ連続装着でも安定した生体信号の取得を実現しました。
生体ドライ電極は生体適合性に優れたシリコーンをベースとし、以下のような特長があります。

①装着感:シリコーンは肌に馴染みやすいためかぶれにくい。また、厚みを髪の毛と同じくらい薄くすることにより、柔軟で着けていることを感じさせない。

②信号取得性能:シリコーンの粘着性を最適化することで、装着者の動きに追従し、安定した心電図信号の取得を実現。

③耐水性:シリコーン由来の耐水性により、従来のジェル電極では成し得なかった、装着したままでの入浴を可能とした。

◆高伸縮性配線材料

取得した生体信号を信号処理デバイスへ 伝達する配線向けの材料。ヘルスパッチの配線には、装着者の動きに合わせた細やか な追従性が求められます。伸縮テストを繰り返 し行っても導電率は保たれ、長時間の装着に耐え得る強度が必要なヘルスパッチの材料と して最適です。

セルロース誘導体

セルロース誘導体

代替肉の結合剤や食感改良剤として使用され、健康な食生活を支えています。

健康維持増進のためのサプリメント錠剤や成人病(糖尿病、高脂血症、高血圧)治療薬の添加剤に使用されています。

植物由来の代替⾁の結着剤「メトローズMCE- 100 TS」

たんぱく質を豊富に含む大豆やエンドウ豆を原料として作られる代替肉が実用化されるようになりました。ビーガンや健康を意識し植物性食品を積極的に摂ろうとする人向けのほか、人口増加に伴う食糧不足や環境問題の解決に貢献する食品として注目されています。
当社は植物由来の代替肉の結着剤としての用途に着目して、セルロース誘導体の製品のひとつである「メトローズMCE-100TS」を開発しました。この結着剤を植物由来の代替肉に使用することにより、大豆などの原料だけでは実現できない、肉が本来持つ食感を引き出すことが可能になります。
当社の結着剤は、すでに大手ハンバーガーチェーンで採用されています。代替肉の世界市場は年率2ケタの成長が見込まれており、今後もさらなる市場の拡大が期待されます。

メトローズMCE-100TS 
担当者インタビュー

1.現在の担当業務を教えください。
KHさん、CAさん:セルロース製品の食品分野の国内営業を担当しています。その他に建築材料、セラミックス、化粧品、化学工業分野の営業も担当しています。
HHさん:ドイツでセルロース誘導体を生産・販売している子会社、SEタイローズ社を含めたセルロース製品の食品分野の海外営業を担当しています。

HHさん

HHさん

2.メトローズMCE-100TSを開発したきっかけを教えてください。
HHさん:当社の製品に興味を示した海外のお客さまから製品の、機能性について問い合わせを受け、技術営業の担当者と研究所の担当者が連携して製品を開発しました。
メトローズの水溶液は、加熱するとゲル化し冷却するとゲルが消失してもとの液状に戻る性質があります。ゲルの消失温度を下げ室温でもゲル化した状態が維持できれば、食品では結着剤として使用される卵白の代替などで用途が広がると考えました。

3. メトローズMCE-100TSの開発にあたり、苦労されたこと、⼯夫されたことはありますか︖
KHさん︓植物性代替⾁は欧⽶で先⾏し普及が始まりました。代替⾁を⽇本で広めるためには、⽇本⼈の⾷⽣活にあった⽇本⼈好みの⾷品を提供する必要があります。これは新しい⽇本の⾷⽂化を作っていく仕事ですので、⾷品メーカーでも⼿探りで開発しています。
⾷品メーカーに対してMCE-100TSのような新しい商品を提案するには、さまざまな課題を解決する必要があります。その⾷品がおいしいこと、⽣産ラインへの落とし込みが可能なこと、でき上がった⾷品が適正な市場価格で販売されることなどを考慮する必要があり、お客さまが求める品質に⾄るまで苦労しました。

KHさん

KHさん

また、新しい製品開発だからこそ、お客さまも採⽤に踏み切るのに慎重な時期もありました。⼤きな設備改良をすることなく、既存の設備でもどのような⼯夫をすれば使いやすくなるか、お客さまと⼀緒に考えて製品化へと繋がるよう取り組んでいます。

HHさん︓海外市場においては、各顧客へ当社製品の特⻑をお客さまにご理解いただけるように説明しています。顧客の研究所における機能性評価から始まり、試作、実機テスト、安定性評価などを順に⾏うため、お客さまに密着した取り組みが必要不可⽋です。各評価の段階で、顧客の求める品質要求を満たすための考察や技術的なアドバイスが適宜必要になります。

4. 実際に、メトローズMCE-100TSを添加した植物由来の代替⾁を⾷べた感想はいかがですか︖
CAさん︓とても美味しかったです。⾁に⽐べるとカロリーも低く、ヘルシーな点が良いと思います。品質改良が⽬覚ましく、将来的に⼤きな需要に繋がる可能性を感じています。使われている原料や味付けの⼯夫次第で、⾷感や⾵味も多種多様で、消費者のさまざまな好みに応えられる製品です。

5.その他アピールしたい点などがありましたらお願いします。
HHさん、KHさん、CAさん︓メトローズは今まで⾷品業界では不可能とされていたことを可能にできる素材です。
「できたらいいね︕を叶える素材」をキャッチフレーズとして、これからも世界での拡販に努めていきます。

CAさん

CAさん

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