ニュース

「東日本大震災」による影響について(第10報)


2011.05.31

2011年3月11日に発生した「東日本大震災」で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

当社は、これまで当社グループにおける被災工場の状況に関して、下記の通り、お知らせいたします。

【信越化学工業㈱ 鹿島工場】

塩化ビニル樹脂工場は、4月28日より震災前より保有していた原料在庫を使って一部特殊塩ビ樹脂の操業を再開いたしております。5月20日に三菱化学株式会社がエチレンの生産および供給を再開し、これを受けて鹿島塩ビモノマー株式会社が塩化ビニルモノマーの生産を再開しました。生産の安全性と安定性が確認できましたので、当社塩化ビニル樹脂工場は5月31日より本格稼動を再開いたしました。

光ファイバー用プリフォーム工場は、4月18日に部分的に操業を開始しており、今後も順次休止している機器の立ち上げをして参ります。現在のところ、本格稼動は6月下旬を目標としております。

【信越半導体㈱ 白河工場】

白河工場は4月20日から一部操業を再開し、その後段階的に稼動を上げております。本年6月末から7月には、被災前の生産能力の水準に戻すことを目標として取り組んでおります。

なお、上記の見込みにつきましては、現時点で想定しているものであり、状況により変更となる可能性があります。

また、今年の夏に予想されている東京電力および東北電力管内での電力不足の問題に対しては、弊社が持つ技術と知見を生かしながら全社を挙げて節電に取り組んでまいります。さらに、直江津工場や群馬事業所にあります自家発電設備の稼働率を高めることにより対処してまいります。

弊社は引き続き安全を最優先としながら早期復旧に向けて全力で取り組んでまいります。状況に進展がございましたら速やかにお知らせいたします。

 

以 上

この件に関するお問い合わせ

一覧に戻る