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塩化ビニル樹脂の値上げについて

2021年7月1日納入分から10円/kg以上の値上げ

2021.06.02

 信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦)はこのほど、塩化ビニル樹脂(塩ビ)の国内向け販売価格の改定を行うことを決定いたしました。
 1kg当たり10円以上の値上げを、2021年7月1日納入分から実施いたします。

 弊社は、今年4月に塩ビの原料であるエチレン価格の上昇を理由に値上げを実施いたしましたが、その後も原油ならびにナフサ価格は上昇しております。また、安全・安定操業と品質の維持を継続するための設備メンテナンス費用の上昇も続いております。
 弊社は継続的にあらゆるコスト低減に努めておりますが、この度の原料価格の上昇及び諸コストの上昇は企業努力の限界を超えるものとなっております。塩ビの今後の安定供給を維持するためにも、価格改定をお願いせざるを得ない状況となりました。

 なお、海外ではアジア、アメリカを中心として需要が伸長する中、欧米の一部メーカーでフォースマジュールが出ており、世界の需給は逼迫しております。

 需要家の皆様には、弊社事業を取り巻く厳しい状況をご理解いただき、値上げをご了承いただけるよう努めてまいります。

 以上

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