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信越化学、ベトナムのレア・アースマグネットの製造工場を倍増

~生産能力を倍増、工程を新設し一貫工場化へ~

2017.06.22

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦)は、ベトナムでレア・アースマグネットを製造するシンエツ・マグネティック・マテリアルズ・ベトナム社(以下、SMMV社)の生産能力を倍増します。

現在のSMMV社のレア・アースマグネットの生産能力は1,100トン/年。今回の増強で生産能力を2倍の2,200トン/年とします。また、合わせて原料の精製から成型、焼結までの一貫生産を実現します。これらの増強にかかる投資額は50億円を見込み、工事は2018年半ばの完成を予定しております。

SMMV社では2016年にレア・アースマグネットの生産工場が完成し、操業を始めています。今回の生産能力増強は第2期にあたり、自動車用途を中心とした需要増に対応することを目的としています。

今回、レア・アースマグネットの生産能力の拡大とともにSMMV社を一貫工場とすることで、顧客への安定供給体制を一層向上させます。

SMMV社で生産したレア・アースマグネットは、信越化学が東南アジア諸国に展開している各工場での加工を経て、需要家に出荷されます。

レア・アースマグネットは、ハイブリッド車、電気自動車をはじめとする自動車用途や、省エネルギー型のエアコン、FA、ハードディスクドライブなど幅広い用途で使われております。信越化学では、世界中の需要家への供給体制を盤石なものとするとともに、大きな伸びが見込まれる需要を積極的に取り込み、事業の拡大を図ってまいります。

以 上

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