信越化学グループは2006年以降、国連が定めた6月20日の「世界難民の日」に合わせて募金活動を行っています。国連UNHCR協会を通じた、UNHCR（国連難民高等弁務官事務所）への寄付によって、紛争や迫害、災害などで故郷を追われた難民の方々を支援しています。2012年からは、役職員の寄附金と同額を会社が拠出するマッチング寄付を継続しています。

信越半導体 白河では、新入社員研修の一環として、工場周辺の清掃活動を実施しています。新入社員は地域の方々とあいさつを交わしながらごみを回収し、企業と地域社会の共生や地域貢献活動の重要性を学んでいます。また、信越化学 直江津でも毎年の行事として、工場外周のほか、日常的に利用しているJR黒井駅周辺の清掃なども行い、地域の美化に努めています。今後も地域の美しい環境を守るため、このような清掃活動を継続していきます。

茨城県神栖市の美化運動推進連絡協議会が主導する「白砂青松再生プロジェクト」に、信越化学 鹿島の社員とその家族が参加しました。このプロジェクトは、景観保護や災害防止のために、松くい虫や東日本大震災の津波被害で失われた松林を復活させることを目的としており、参加者は豊ヶ浜海岸で植樹活動を行いました。

信越化学 武生では、スポーツの振興と子どもたちの健全な成長を支援するため、福井県越前市内の小学校にスポーツ用品を寄贈し、スポーツで優れた成績を収めた児童生徒を表彰しています。この取り組みは、信越化学の創立60周年を記念して1986年に設立された「公益信託 信越化学少年スポーツ振興基金事業」の一環です。今後も子どもたちの夢と活躍を応援していきます。

信越化学 白河と直江津電子では、地域の交通安全運動に合わせて交通立哨活動を行っています。従業員は工場の周辺道路や交差点に立ち、通勤や通学中の人々に交通安全を呼びかけました。また、ドライバーには飛び出しに注意して速度を落とすよう促しています。これからも地域の交通事故防止を目指すと同時に、従業員の交通安全意識の向上も図っていきます。

信越化学 直江津では、入社1年目の社員が講師となり、近隣の小学校の4年生から6年生を対象にサマースクールを開催しています。この取り組みは1975年から地域交流や地域貢献を目的に継続的に実施しており、夏休みの宿題を手助けするほか、レクリエーションを行うなど、子どもたちと親睦を深めています。子どもたちに勉強を教えることは、社員にとっても相手が何を理解していないかを探り、より分かりやすい説明を考える良い経験になっています。

シンエツ マグネティクス フィリピン社は、Ganado小学校の「ブリガーダ・エスクウェラ 2024」に参加しました。「ブリガーダ・エスクウェラ」は、生徒、保護者、教師、同窓生、近隣企業、市民団体、NGOなどが一体となって、公立小中学校の清掃や修繕を行うプログラムであり、フィリピン全土で行われ、学校整備週間として義務付けられています。この取り組みは、生徒が快適な環境で意欲的に学べるようにするだけでなく、フィリピンの大切な価値観であるバヤニハン（相互扶助慣行）の精神を育むことにも貢献しています。

SEタイローズ社が、ライン川の清掃活動に取り組む「ライン・クリーンアップ」に参加し、ライン川の河岸約2キロメートルの距離で750キログラムを超える廃棄物を収集しました。ライン川は貿易のための重要な水路であるとともに飲料や水力発電のエネルギー源にも使用されており、また、海洋生物の生息地でもあります。同社の生産拠点はライン川の近くに位置しており、環境と近隣地域に対して責任を持つことの重要性を認識しています。今後もこの活動を継続していきます。