従業員インタビュー4
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煩雑な繰り返し作業などを自動化し、
働きやすく生産性の高い職場に
三益半導体工業株式会社
技術本部デジタル技術部
Y.O.
2009年に三益半導体工業株式会社に入社。
半導体事業部品質保証部を経て、現在は技術本部デジタル技術部でRPAツールなどを活用した業務の自動化に従事。
業務の自動化で残業の削減や働きやすさに貢献
私は半導体事業部品質保証部で約10年間、主に出荷データの確認や取りまとめなどの業務を担当しました。その間、1年ほど育児休業を取得し、復帰後はRPA(Robotic Process Automation)ツールを活用した業務の自動化にも携わるようになりました。それをきっかけに、技術部に異動してプログラミング言語を習得し、現在は各部門からの依頼に応じ、手作業で行っている定型業務や煩雑な繰返し作業などについて自動化の方法を検討し、RPAツールとプログラミング言語を駆使してアプリケーションを開発しています。
当社では業務効率化が職場全体で活発に進められており、各部門で自動化できる案件がリストアップされています。例えば、スペックやグレードに応じて加工レシピの条件を複雑に組み合わせるウエハー加工では、4万件を超える装置ごとのレシピを自動的にマスターと照合するアプリケーションを作成しました。これは、ヒューマンエラーをなくすと同時に歩留まりの改善や作業時間の削減をもたらし、結果として残業の削減や働きやすさの向上につながっています。
短時間勤務制度や育休を利用して仕事と子育てを両立
私は現在、デジタル技術部での自動化推進の仕事と子育てを両立するため、短時間勤務制度を利用しています。これは、子どもが小学校3年生終了まで6時間あるいは7時間勤務を選択できる制度で、フルタイム勤務と子育ての両立が難しい社員や、子どもと触れ合う時間をもっと確保したい社員が利用しています。
かつては男性社員で育休取得に抵抗を感じる人がいましたが、育児・介護休業法改正の動きに加え、育児休業の不安を解消する説明がされているので、育休取得を前向きに考える職場環境に変わってきています。また、人事部が本人と職場上司との調整も行うので、育休をスムーズに取得できる環境になっています。実際に育休を取得した男性社員からは、「妻の妊娠を申し出たところ、上司から育休取得を勧められ、気兼ねなく取得できた」「復帰後も育児を頑張りたい」といった声が聞かれます。
無駄をなくして中身の濃い働き方を意識
仕事と育児の両立は、想像していた以上に大変であることを痛感しています。「仕事も充実させたいけれど、子どもの行事にも参加したいし、子どもが成長する姿をしっかり見ておきたい」という気持ちから、フルタイム勤務に戻すか短時間勤務を続けるか迷うこともあります。ただ、ワークライフバランスを保つためには、やはり周囲の理解とサポートが必要になります。そのため、私は仕事が滞らないように周囲とのコミュニケーションを密にし、無駄を省いて中身の濃い仕事を心がけています。また、効率重視をモットーに、限られた時間の中で係長としての管理業務もしっかり果たしていきたいと考えています。

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