信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦)の米国子会社シンテック社は、ルイジアナ州プラケマインに所有する工業用地にて、塩化ビニル樹脂(塩ビ)の原料から一貫生産する能力を、さらに強化する投資を実施します。
今回の投資では、塩ビの主原料を担うエチレン工場(※1)と電解・塩化ビニルモノマー工場(※2)を新設します。この投資は、塩ビの主原料を効率的かつ安定的に調達し、世界の塩ビ市場での地位をさらに強化する同社の方針によるものです。シンテック社はこの取り組みを推進する一方で、塩ビの次の段階に向け塩ビ市場の動向を見極めていきます。
今回の投資により増強される生産能力は、エチレン625千トン/年、塩化ビニルモノマー500千トン/年、苛性ソーダ310千トン/年です。投資金額は34億ドルを見込み、2030年末までの完工を予定。
塩ビは、生活と社会を支えるインフラ整備に貢献するとともに、環境への負荷が少ない樹脂です。そのため、今後5年間の塩ビの世界需要は、毎年平均で750千トンを超える拡大が見込まれています。苛性ソーダは、日々の生活で幅広い用途に使われることに加え、蓄電池や重要鉱物の生産などの分野でも利用され、今後5年間の世界需要は毎年平均で1,300千トンを超える拡大が見込まれています。シンテック社は、世界最大の生産能力と原料調達での優位性を活かし、米国のみならず世界中の顧客へのきめ細やかな取り組みにより培ってきた関係を、さらに拡大し強固なものとします。
米国の環境関連の規制が厳しくなる中、シンテック社では業界の中で最新で最高の技術を導入しています。州政府および地元自治体との良好な関係を築き、同時に地域社会からの強い支持と理解を得ています。これらの実績の積み重ねにより、シンテック社は世界でも他に類を見ない塩ビと苛性ソーダの供給基地となっています。
以上
注記:ルイジアナ州プラケマインにおける
(※1)エチレンを生産する第2工場
(※2)電解・塩化ビニルモノマーの第4工場
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