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塩化ビニル樹脂の値上げについて

(2018年10月1日納入分から12円/kg以上の値上げ)

2018.09.04

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦)は、塩化ビニル樹脂(塩ビ)の国内向け販売価格の改定を行うことを決定いたしました。

2018年10月1日納入分から、1kg当たり12円以上の値上げを実施いたします。

弊社は、今年4月にエチレン、ナフサを始めとした原燃料価格の急騰を理由に値上げを実施いたしました。しかしながらナフサ価格はその後も相場が一段と上昇し、不安定な動きを続けた後、ここへきて騰勢を強めております。更にユーティリティや輸送のコストも上昇しています。

また、既存の生産設備は操業スタートから長期間経過しており、安全・安定操業と品質の維持を継続するための設備メンテナンス費用は従来以上に必要となっております。

弊社は継続的にあらゆるコスト低減に努めておりますが、この度の原燃料価格の上昇は企業努力の限界をはるかに超えるものとなっております。塩ビの今後の安定供給を維持するためにも、今回改めて価格改定をお願いせざるを得ない状況となりました。

なお、塩ビの国内外の需要は堅調に推移しております。一方、中国で環境規制の強化等により塩ビの供給量が減少していることから、世界の需給は逼迫しており、価格は高値で推移しています。

弊社事業を取り巻く状況を需要家の皆様にご理解いただき、値上げをご了解いただけるよう努めてまいります。

以 上

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