ニュース

（平成25年1月21日納入分から15円／kg以上の値上げ）

信越化学工業株式会社（本社：東京、社長：森俊三）はこのほど、塩化ビニル樹脂（塩ビ）の国内向け販売価格の改定を行うことを決定いたしました。

１kg当たり15円以上の値上げを、平成25年1月21日納入分から実施いたします。

弊社は、今年9月、エチレン、ナフサを始めとした原燃料価格の急騰を理由に10月納入分以降を対象として15円の値上げを発表いたしましたが、その後の交渉が進展することなく、値上げの実施には至りませんでした。

原燃料価格は、7月を底に反転したまま高値圏で推移しております。さらに１１月以降為替が円安基調で推移し、原燃料価格高騰の要因になっており、事業収支は一層厳しい状況となっております。

弊社は、原燃料価格の上昇を吸収するため、継続して徹底的なコスト低減に努めておりますが、この度の原燃料価格の上昇は企業努力の限界をはるかに超えるものとなっております。塩ビ事業の存続及び今後の安定供給を維持するためにも、今回改めて価格改定をお願いせざるを得ない状況となりました。

尚、海外でも、塩ビ及び塩ビ中間原料の国際市況は騰勢を強めております。

需要家の皆様には、弊社事業を取り巻く厳しい状況をご理解いただき、値上げをご了承いただけるよう努めてまいります。

以 上