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塩化ビニル樹脂の値上げについて


2009.06.11

(平成21年7月1日納入分から20円/kg以上の値上げ)

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:金川千尋)はこのほど、塩化ビニル樹脂(塩ビ)の国内向け販売価格の改定を行うことを決定いたしました。1kg当たり20円以上の値上げを、平成21年7月1日納入分から実施いたします。

弊社は、昨年8月に塩ビ1kg当たり25円の値上げを実施いたしましたが、その後、金融危機に端を発した世界的な景気後退によりナフサ、エチレンを始めとした原燃料価格が下落したことから、その変動見合いの価格調整を行いました。

しかしながら、安定基調に入ったと見られた原燃料価格は、本年1~3月を底に反転し、ここにきまして一段と騰勢を強めております。

弊社は、原燃料価格の上昇を吸収するため継続的にコスト低減に努めてまいりましたが、この度の上昇は企業努力の限界をはるかに超えるものとなっております。塩ビ事業の存続及び今後の安定供給を維持するためにも、今回の価格改定をお願いせざるを得ない状況となりました。

尚、原燃料の値上がりを受け、世界的にエチレン誘導体の価格が上昇しており、塩ビにつきましても年初より既にアジアはもとより欧米でも値上げが行われております。

以 上

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