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塩化ビニル樹脂の値上げについて
(平成23年1月17日納入分から18円/kg以上の値上げ)
2010.12.09
信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:森俊三)はこのほど、塩化ビニル樹脂(塩ビ)の国内向け販売価格の改定を行うことを決定いたしました。1kg当たり18円以上の値上げを、平成23年1月17日納入分から実施いたします。
弊社は、今年3月に塩ビの値上げを実施いたしましたが、ナフサ価格は引き続き高値圏で推移したため、事業収支はたいへん厳しい状態となっております。
来年1月以降のナフサ価格はさらに高騰することが見込まれ、エチレンや電力代などをはじめとした原燃料価格も一段と騰勢を強めております。
弊社は、原燃料価格の上昇を吸収するため継続的にコスト低減に努めてまいりましたが、このたびの上昇は企業努力の限界をはるかに超えるものとなっております。塩ビ事業の存続および今後の安定供給を維持するためにも、今回の価格改定をお願いせざるを得ない状況となりました。
なお、原燃料の値上がりを受け、世界的にエチレン誘導体の価格が上昇しており、塩ビにつきましても既にアジアはもちろんのこと欧米でも値上げが行われております。
以 上
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