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塩化ビニル樹脂の値上げについて

(2018年1月21日納入分から15円/kg以上の値上げ)

2017.12.20

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦)は、塩化ビニル樹脂(塩ビ)の国内向け販売価格の改定を行うことを決定いたしました。

2018年1月21日納入分から、1kg当たり15円以上の値上げを実施いたします。

弊社は、今年4月にエチレン、ナフサを始めとした原燃料価格の急騰を理由に値上げを実施いたしました。しかしながら原油ならびにナフサ価格は今秋以降、相場が一段と上昇傾向にあります。さらにユーティリティや輸送のコストも上昇しております。

弊社は継続的にあらゆるコスト低減に努めておりますが、この度の原燃料価格の上昇は企業努力の限界をはるかに超えるものとなっております。塩ビの今後の安定供給を維持するためにも、今回価格改定をお願いせざるを得ない状況となりました。

なお、塩ビの需要は国内では堅調に推移しており、海外ではインドで大きく伸長しています。一方、中国で環境規制の強化等により塩ビの供給量が減少していることから、アジアでの需給は逼迫しており、価格は高値で推移しています。

弊社事業を取り巻く状況を需要家の皆様にご理解いただき、値上げをご了解いただけるよう努めてまいります。

以 上

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