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信越化学工業株式会社（本社：東京、社長：斉藤恭彦）はこのほど、塩化ビニル樹脂（塩ビ）の国内向け販売価格の改定を行うことを決定いたしました。
１kg当たり40円以上の値上げを2021年11月21日納入分から実施いたします。

弊社は今年、塩ビの値上げを２度実施いたしましたが、その後も原油ならびにナフサ価格は上昇しております。また、安全・安定操業と品質の維持を継続するための設備メンテナンス費用の上昇も続いております。
また、海外ではアジア、アメリカを中心として需要が伸長する中、年初来北米で発生した大寒波、洪水、ハリケーンなどの自然災害や、中国の燃料不足や環境規制に伴う電力制限の影響で塩ビの需給は逼迫した状況が続いております。この結果、海外の塩ビ価格はすべての地域において上昇が続いており、国内価格の倍もしくはそれ以上の水準となっております。

需要家の皆様には、弊社事業を取り巻く状況をご理解いただき、値上げをご了承いただけるよう努めてまいります。

以上