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塩化ビニル樹脂の値上げについて

2021年3月1日納入分から10円/kg以上の値上げ

2021.01.28

信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦)はこのほど、塩化ビニル樹脂(塩ビ)の国内向け販売価格の改定を行うことを決定いたしました。
1kg当たり10円以上の値上げを、2021年3月1日納入分から実施いたします。

原油価格はサウジアラビアの追加減産の表明を契機として上昇傾向にあり、ナフサ価格も上昇しております。それに伴い、塩ビの原料であるエチレン価格も騰勢を強めております。
また、既存の生産設備は操業スタートから長期間経過しており、安全・安定操業と品質の維持を継続するための設備メンテナンス費用も上昇しております。さらに物流コストは前回価格改定以降も上昇しております。
弊社は継続的にあらゆるコスト低減に努めておりますが、この度の原料価格の上昇及び諸コストの上昇は企業努力の限界を超えるものとなっております。塩ビの今後の安定供給を維持するためにも、価格改定をお願いせざるを得ない状況となりました。

なお、海外ではアジア、アメリカを中心とした需要伸長により世界の需給は逼迫しており、価格も高騰しております。日本からのインド、アジア向け輸出価格も昨年6月以降連続で上昇しております。

需要家の皆様には、弊社事業を取り巻く厳しい状況をご理解いただき、値上げをご了承いただけるよう努めてまいります。

以上

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