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信越化学工業株式会社（本社：東京、社長：森俊三）は、塩化ビニル樹脂（塩ビ）の国内向け販売価格の改定を行うことを決定いたしました。

１kg当たり15円以上の値上げを、平成24年4月1日納入分から実施いたします。

弊社は、昨年7月に塩ビの値上げを実施いたしましたが、その後、エチレン、ナフサをはじめとした原燃料価格が下落したことから、塩ビの市場価格は軟化しました。

しかしながら、原燃料価格は昨年10～12月を底に反転し、年明けから一段と騰勢を強めております。

弊社は、従前より継続して徹底的にコスト低減に努めておりますが、この度の原燃料価格の上昇は企業努力の限界をはるかに超えるものとなっております。塩ビ事業の存続及び今後の安定供給を維持するためにも、今回の価格改定をお願いせざるを得ない状況となりました。

尚、原燃料の値上がりを受け、エチレン誘導体の価格が上昇しており、塩ビにつきましても既にアジア、欧米など世界的に値上げが行われております。

以 上