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女性のキャリアパス

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profile
所属部署
合成技術研究所 ファイングループ
職種
研究開発職
入社年次
2007年入社 総合理工学研究科 物質電子化学専攻
入社1年目

入社してから約4年間、品質保証部・分析技術課で分析業務に従事しました。私が担当していたのは、製造部門で出た製造工程の異常品の分析や、品質管理のために新たに導入する分析法の検討用データ取り、フェロモン製剤の農薬登録用の分析などです。
大学では「表面プラズモン共鳴法を用いた抗体認識反応の評価」というテーマで研究を行っていましたが、一般的な分析機器は取り扱っていませんでした。入社してから、大学の研究過程で学んだ知識や考え方などを間接的に活かしながら、少しずつ業務に慣れていったように思います。

#品質保証 #品質管理 #分析技術 #分析機器 #新規分析手法
#品質保証 #品質管理 #分析技術 #分析機器 #新規分析手法
入社6年目

2011年からは、合成技術研究所のファイングループに所属しています。業務は、農業分野における昆虫フェロモンを使用した害虫防除製品の開発です。
当初はフェロモン製剤の販売等に必要な農薬登録関連の業務に携わりながら、フェロモン製剤の分析や農薬登録に関する基礎を学びました。その後、少しずつフェロモン製剤開発業務が加わり、また圃場試験にも参加するようになります。研究室での製剤の設計から試作、そして圃場での設置や農作物の被害調査を経験し、当部門の製品開発にかかわる一連の流れを習得しました。
特に印象深いのは、ヨーロッパ向けブドウ害虫用製剤の開発プロジェクトです。製品開発や圃場試験への関心を口にしていたところ、参加の機会をいただきました。販売代理店との打合せや、そのなかで行った開発品に関するプレゼンテーションなど、当初は大変と感じることも多くありましたが、意見交換によって当社の製剤への理解が一段と深まりました。また、圃場試験で現地を訪れた際には、製剤設置作業を経験したり、ブドウ圃場だけでなく様々な作物の圃場を目にしたりしたことで、剤型開発(製品形態の開発)に対する自身の関心が高まり、現在の剤型開発業務に繋がっています。

圃場試験:実際の農地において、農作物を栽培しながら行う試験で、農薬等の効果や安全性を実際の環境下で評価するために行われます。 *圃場試験:実際の農地において、農作物を栽培しながら行う試験で、農薬等の効果や安全性を実際の環境下で評価するために行われます。
今後は・・・

これからの目標は、新しい形状のフェロモン製剤の開発に挑戦し、新たな市場に当社製品を展開することです。そのために、これからも現場に足を運び、生の声を開発に生かしていきたいと考えています。そしていつかチャンスがあれば海外の拠点で働いてみたいと考えています。

#農業分野 #フェロモン製剤開発 #海外 #プレゼンテーション #英語

これから社会人を目指すみなさんへ
大切なのは、 まず一歩踏み出すこと

大切なのは、まず一歩踏み出すこと
振り返ってみると、自分のキャリアは“やってみたい”と声をあげたことがきっかけで少しずつ広がっていったと感じます。圃場試験に関心があることを話したら実際に現場に行かせてもらえたり、製剤開発プロジェクトにアサインいただいたりと、何か明確なスキルがあったからではなく、興味を示したことが最初の一歩でした。
また、社外の方と接する機会が増え、海外出張へ行く中で自分の世界が大きく広がったと感じますし、社外の方と関わることによって、自身を信越化学の社員として意識するようになり、帰属意識も高まったと思います。
これから社会人を目指す皆さんも、「こうなりたい」という明確な目標が最初からなくても大丈夫だと思います。仕事の中で湧いてくる好奇心や関心を大切にして、少しでも気になることがあれば、思い切って手を挙げてみてください。きっと、その一歩が自分の道を拓いてくれると思います。