社会貢献活動

方針

地域社会でのさまざまな活動に参画すると同時に、世界的な課題の解決にも取り組みます。

課題の認識

工場での生産をはじめとした企業活動を行うためには、地域社会からの理解に加え、地域社会とともに発展していくことが重要です。そのために、世界各地の事業所において、奉仕活動などをはじめとしたさまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。
同時に、国連による難民援助の活動を継続して支援するなど、信越化学グループだけでは取り組むことが出来ない世界的な課題の解決の支援にも取り組んでいます。

国連「世界難民の日」
募金活動

日本

信越化学グループは2006年以降、国連が定めた6月20日の「世界難民の日」に合わせた募金活動を行い、国連UNHCR 協会を通じて、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)へ寄付することにより、紛争、迫害、災害などによって故郷を追われた難民の皆さんを支援しています。2012年からは、役職員からの寄附金と同額を会社が拠出するマッチング寄付も継続して実施しています。

国連「世界難民の日」募金活動

交通立哨活動(白河)

日本

白河工場では毎年「春の全国交通安全運動」に伴い交通立哨活動を実施しています。工場入場門2カ所で実施され、通勤する従業員や登校する児童と挨拶を交わしつつ、交通安全を呼び掛けました。

交通立哨活動(白河)

近隣の小学生対象のキャリア形成(直江津)

日本

信越化学 直江津で近隣の小学生8人を対象に、キャリア形成の一環として、化学に関する講座を開催しました。講座では、当社の研究員が当社製品を活用して実験を行うなど、当社の技術が身近な生活に変化をもたらしていることを伝えました。当社の製品を通じた今回の講座で化学の面白さを知り、化学が快適な生活や温暖化などの問題解決につながることを感じてもらいました。子どもたちが将来を見つけるきっかけになることを期待しています。

地元小学生対象のキャリア形成(直江津)

科学技術と人類の未来に関する国際フォーラムを支援

日本

信越化学は、科学技術と人類の未来に関する国際フォーラムを主催する特定非営利活動法人STSフォーラムを支援しています。人類が直面している問題は、グローバリゼーションと国際競争を背景にますます複雑化しており、一国だけでは解決できなくなっています。その多くが社会システムの見直し、国際協力、世界規模のネットワーク及び共通のルール形成を通じて解決策が見出されるものです。
STSフォーラムでは、2004年より毎年日本で「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」を開催しています。この年次フォーラムは、科学技術を利用することで人類が直面するさまざまな問題や科学技術から生まれるチャンスの探求について、科学技術の研究者のみならず、世界中の政治家や経営者、ジャーナリストなどの世論形成者も非公式の立場で率直に議論し問題を解決できるような人的ネットワークの構築を目的としています。また、科学技術から生まれるチャンスを探求するとともに、科学技術を利用して人類が直面する諸問題を解決する上で障壁となるものをいかに克服するかについても対策を講じています。
2022年10月に年次総会が開催され、当社からもシリコーン電子材料技術研究所の社員が出席し、9人のノーベル賞受賞者との対話や、参加者同士の交流会に参加しました。

科学技術と人類の未来に関する国際フォーラムを支援

次世代を担う児童生徒を支援

日本

信越化学は、海外子女教育振興財団が実施する「JOES Davos Next」プロジェクトを支援しています。本プロジェクトは、次世代を担う国内外に在住している児童生徒が世界的な課題に対して関心を持ち、「自ら調べ、考え、発信し、行動する」主体性を養うこと、 異なる視点を持つ仲間と連携、協働して磨き合うこと、課題解決や改善に向けた取組を進めていくきっかけとなる学びの場を提供すること、を目的としています。

次世代を担う児童生徒を支援

アフリカの貧困撲滅を支援

日本

信越化学は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、アフリカやその他の地域の貧困撲滅に取り組んでいる特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)の活動を支援しています。SPJによるMPJユースの会*のアフリカ研修を通じて、当社は現地の学生に当社の塩ビ製のラップやエコバックを寄贈しました。また、2019年に日本で開催された「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」にSPJがブースを出展した際にも、来場者への配布用として塩ビ製のラップを提供しました。

  • *MPJユースの会
    SPJの活動に賛同する学生の団体。

アフリカの貧困撲滅を支援

海外グループ会社の取り組み

シンエツ マグネティック マテリアルズ ベトナム

シンエツ マグネティック マテリアルズ ベトナム社(ベトナム)

シンエツ マグネティック マテリアルズ ベトナム社がある工業団地で、植樹キャンペーンが開催されました。本工業団地では、環境に優しい工業団地開発の先駆けとして、再生可能エネルギーの利用、リサイクルの推進、環境保護などのプロジェクトに長年にわたり取り組んできました。今回開催された植樹イベントに、シンエツ マグネティック マテリアルズ ベトナム社は苗木の寄贈や、30人以上の従業員が参加するなど、積極的に参加しました。

信越半導体ヨーロッパ

S.E.H.ヨーロッパ社(イギリス)

S.E.H.ヨーロッパ社は、SDGsのゴール達成への活動の一環として、ウクライナ避難民支援のために物資を寄付しました。従業員の厚意により、食糧や衣類のほか、子ども用のおもちゃなど、生活必需品を迅速に集め、ウクライナに届けられました。