マネジメント
リスク管理

リスク管理規程

信越化学では「リスク管理規程」を定めています。規程では、当社および当社グループが事業活動を行う中で考えられる包括的リスクを、長期的な視点で具体的に定義しています。また、リスク管理の体制や発生したリスクへの対応について定めています。

リスク管理規程で定義するリスク

リスクマネジメント委員会

信越化学では、取締役、執行役員および部門長など約20名で構成されるリスクマネジメント委員会を設置しています。委員会では、リスク管理体制の構築や諸規程の整備、業務執行に伴って発生するリスクの洗い出しと未然の防止に取り組んでいます。また、事業継続計画の策定、教育、情報提供などの横断的な活動を推進しています。なお、リスク管理で重要な事項については、取締役会や常務委員会、監査役会に報告しています。
2022年度は委員会を3回開催したほか、事務局による会議を毎月開催しました。会議では製造、品質管理リスクのほか情報漏洩リスク、サイバー攻撃への対策の強化などについて議論し、その内容を委員会内で共有し、リスク対応の充実を図っています。さらに、委員会内で意見聴取し、当委員会が2023年度以降に重点的に取り組むべきリスクマネジメントの課題について策定しています。

事業継続計画と緊急時の対応

当社グループは、日本のみならず世界での市場占有率の高い製品や、最先端の産業で特殊な用途で使われる製品を数多く提供しています。そのため、大規模な地震や火災などの重大な災害、事故によってそれらが供給できなくなると、社会に影響を及ぼす恐れがあります。
当社では、各事業部と各工場が「全社事業継続マネジメント基準」に基づいて事業継続計画を策定し、災害や事故に備えています。
また、災害や事故が発生した場合、以下に示した体制で取り組みます。それぞれの対策本部や組織は、事前に定められた業務基準に基づいて緊急対応および復旧対応を行います。

災害、事故の発生時の体制と主な対応業務

災害、事故の発生時の体制と主な対応業務のイメージ

総合防災訓練を実施(2022年10月 信越化学 武生) 総合防災訓練を実施
(2022年10月 信越化学 武生)

ブラインド防災訓練を実施(2022年6⽉ 信越化学 直江津) ブラインド防災訓練を実施
(2022年6⽉ 信越化学 直江津)