適時、的確な情報開示、ステークホルダーとの対話

方針

さまざまな機会を通じて、ステークホルダーの皆さまとの対話を続けます。

課題の認識

信越化学グループは情報開示とステークホルダーの皆さまとの対話を通じ、当社グループの事業や経営の状況を正しく理解いただくことが重要な課題と認識しています。同時に、皆さまからいただいたご意見を経営に生かしていくことも重要なことと理解しています。これらを継続して推し進め、持続的な成長と企業価値の向上に努めています。

情報開示

信越化学グループは、適時、的確な会社情報の開⽰がステークホルダーの皆さまの理解の促進や適正な市場評価につなが ると考えています。

当社グループは、⾦融商品取引法や証券取引所が定める情報開⽰に関する規則にのっとって、法定開示ならびに重要な会社情報の開示を行っています。会社情報の把握、管理および適時開⽰に関して、「会社情報の適時開⽰に関する規程」および「内部者取引の規制等に関する規程」などの社内規程を定めています。これらの規程を当社の各部署およびグループ各社に周知し、円滑な適時開⽰に努めています。

重要な会社情報以外の情報についても、当社ホームページへの情報の掲載、報道機関を通じた公表、アニュアルレポートや決算短信 などで、積極的に任意開⽰を⾏っています。

会社情報の適時開⽰に係る社内体制の状況

会社情報の適時開⽰に係る社内体制の状況

定時株主総会(2022年6⽉ 信越化学 本社)

定時株主総会
(2022年6⽉ 信越化学 本社)

ステークホルダーとの対話

当社グループは、さまざまな方法や機会を通じて、ステークホルダーの皆さまと積極的に対話しています。この取り組みは、当社グループの持続的な成長や企業価値の向上に貢献すると考えています。

主な対話の方法、機会

株主・投資家の皆さま 株主総会
機関投資家・アナリスト向け決算説明会・電話会議(2022年:4回)
機関投資家・アナリスト向け工場見学会・事業説明会(2022年:1回)
個別取材への対応(2022年:約300件)
証券会社主催の投資家向けスモールミーティング(2022年:5回)
ホームページ・アニュアルレポートなどによる情報発信
証券アナリストおよび投資家向けのシリコーン事業説明会をオンラインで開催しました。当社からは、シリコーン事業担当役員、信越化学群馬事業所長、シリコーン電子材料技術研究所長、広報部長らが出席しました。説明会では、シリコーン事業の概況や注力、成長分野について、カーボンニュートラル対応製品の開発について、群馬事業所における環境負荷低減のとりくみについての説明を行いました。116人ものアナリストや投資家が参加し、当社事業への理解を深めていただく良い機会となりました。
お客さま 営業担当部門による対応
ホームページ・展示会などを通じた情報発信
お取引先さま 調達担当部門による対応
サプライヤーホットライン
地域社会 地域自治体などとの対話
地域イベントへの参加
群馬県知事と安中市長が信越化学群馬事業所を訪問しました。群馬事業所の概況やSDGsに関する開発テーマなどの説明を行い、工場見学の後に意見交換の場が設けられました。今後も地域社会の皆さまとともに、さらなる発展を目指していきます。
従業員 労働組合との対話、協議
社内報、イントラネットなどを通じた情報発信
従業員満足度調査の実施

シリコーン事業説明会(2022年12月 信越化学 群馬)

シリコーン事業説明会
(2022年12月 信越化学 群馬)

シリコーン電子材料技術研究所での説明(2022年10月 信越化学 群馬)

シリコーン電子材料技術研究所での説明
(2022年10月 信越化学 群馬)

社員の取り組み

信越化学 本社 シリコーン事業本部 SMさん

信越化学 本社
シリコーン事業本部
SMさん

1.担当業務をお教えください。
シリコーン系消泡剤の国内および海外販売を担当しています。シリコーン系消泡剤は、製造工程で泡を消すことで生産効率の向上に貢献しています。国内では、代理店や商社と協働しながら、石油メーカーから食品メーカーまで幅広いユーザーに向けた営業活動を行っています。海外市場については現地法人の営業とタッグを組んで、新規ユーザー開拓などに取り組んでいます。

2.担当の製品の特長、アピールしたい点は何ですか?
消泡剤は、化学や食品、水処理など幅広い業界を支えている製品です。
特に、食品製造時に使用される消泡剤は幅広い食品や飲料の製造工程時になくてはならない役割を担っています。幅広い食品で使用されるからこそ、一部製品ではハラール認証を取得しています。世界の1/4の人口を占めるといわれるムスリムの方にも安心した食品を日本や海外ともに入手できるよう、間接的ですが貢献しています。

3.お客さまとの対話の際に大切にしていること、印象に残っているエピソードはありますか?
あるお客さまの業界では、長らく消泡剤を添加しないことが一般的とされていました。しかし、その業界での素材の可能性を感じ、お客さまに消泡剤を使用することのメリットを粘り強く伝え続け、使用方法や製品選定の丁寧に説明することで、新規採用をいただけたことがありました。後に、「消泡剤が無いと非常に困る。これからも供給してほしい」と言われ、大変うれしかったです。お客さまとは本音のご要望を納得のいくまで確認し合い、互いの認識をひとつにして目標に向かう、お客さまと素材メーカーという立場でありながら、社会をより良くするための「チーム」でもあると改めて学びました。

4.今後の営業活動では、どのようなことに注力していきたいですか?
お客さまに提案できる製品の幅を増やし、日本だけではなく世界を舞台に、未開拓の市場や地域に対して素材の魅力を伝え、より社会や環境に貢献していきます。