信越化学グループのCSRの重要課題

信越化学グループのCSRの重要課題

重要課題3:製品の品質の向上、製品の安全性管理

方針

お客さまに高品質な製品を安定して供給します。

品質管理

信越化学グループは、お客さまが求める高い品質の製品を安定して供給することに注力しています。

お客さまの満足度向上のために強固な品質マネジメントシステムを構築し、品質の向上や、バラツキやムダの低減に継続して取り組んでいます。

当社の各事業部やグループ各社は、それぞれが品質管理に取り組んでいます。営業部門、研究開発部門、製造部門、品質保証部門が以下のような役割で連携し、お客さまのご要望にお応えしています。

営業部門

お客さまのご要望を伺い、その内容を研究開発部門や製造部門に速やかに正確に伝えています。

研究開発部門および製造部門

お客さまのご要望を、新規製品の研究開発や既存製品の改良に生かしています。
作業者の思い込みや勘違いなどに起因するポカミス防止を目的とした、製造工程の自動化にも積極的に取り組んでいます。

品質保証部門

製品の特徴やお客さまの使用方法も考慮しながら、品質の最終確認をしています。

品質測定者や測定サンプル調製、測定手順によるバラツキを解消するために、測定の自動化を進めることで、品質測定の精度を高めています。また、測定結果をデータベースに保管、共有することで、検査表やラベル作成時の転記ミスなどを防止しています。

なお、当社グループの国内および海外のほとんど全ての製造拠点で、ISO9001やIATF16949などの品質マネジメントシステムの認証を取得しています。

また、お客さまから品質に関するお問い合わせを受けてから、48時間以内にお客さまに対応することを定め、徹底しています。

  • * IATF16949
    自動車向けの品質マネジメントシステム

品質監査・支援

品質問題ゼロを目標に、品質と顧客サービスの向上を目的とした品質監査を定期的に実施しています。

品質監査では、品質管理活動や品質管理の仕組みについて点検を行い、必要な改善が適切に実行されているか確認しています。また、品質活動の状況を、お客さまの視点と品質コストの二つの視点で評価しています。品質問題の真の原因は何かを突きとめ学び、再発防止に取り組んでいます。

さらに、品質水準の向上のために、シックスシグマ活動を全社的に展開しています。

  • 品質監査(2018年6⽉ 信越化学 直江津)

    品質監査
    (2018年6⽉ 信越化学 直江津)

  • 第19回信越シックスシグマ活動成果報告会(2019年2⽉ 信越化学 本社

    第19回信越シックスシグマ活動成果報告会
    (2019年2⽉ 信越化学 本社)

  • * シックスシグマ活動
    1980年代にモトローラ(米国)で開発された品質改善手法。ばらつきが発生しているプロセスに着眼し、ばらつきを抑えることにより品質不良の発生を抑止し、品質改善を図ろうとする活動で、グループ全体で取り組んでいる。

製品の安全性管理

製品の安全性を社内の規程に基づき、製品の開発から輸送まで管理しています。

新しい化学物質の安全性については、開発段階で環境や健康へのリスク評価を行い、確認しています。また、新しい化学物質の開発では、労働安全衛生法や化審法*1、EUのRoHS指令*2などで指定されている有害物質を使用しない製品や製造技術に注力しています。さらに、法令に従って義務付けられている届出や報告を、確実に実行しています。

バリューチェーンへの適切な情報伝達のため、お客さまに製品の危険性や有害性などの情報をSDS*3で提供しています。また、お客さまにSDSを通して、法令遵守や除害設備の設置、保護具の着用など、製品をより安全に取り扱うためのお願いをしています。

製品の輸送の安全対策として、イエローカード*4の発行や容器イエローカード*5の貼付を実施しています。製品の容器や包装に、労働安全衛生法に従い、GHS*6に従った危険性や有害性の絵表示も実施しています。

  • *1 化審法
    「化学物質の審査および製造等の規制に関する法律」の略称。人の健康および生態系に影響を及ぼす恐れがある化学物質による環境の汚染を防止することを目的とした法律。
  • *2 RoHS指令(The Restriction of the use of certain Hazardous Substances)
    電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関するEU指令。
  • *3 SDS(Safety Data Sheet)
    安全データシート。化学物質の化学的、物理的性状とともに有害性や緊急時の措置などに関する情報を記載している。化学物質の安全な取り扱いや事故防止を目的に、製造、輸入、販売の事業者が顧客に販売・出荷する際に提供している。
  • *4 イエローカード
    化学物質の輸送時の安全対策として、事故時の処置に関する情報を記載した黄色のカード。タンクローリーなどの輸送時に運送業者に渡し、輸送時に携帯している。
  • *5 容器イエローカード
    混載便や少量品の輸送ではイエローカードが活用できないため、容器ごとに安全情報(化学物質名の国連番号と緊急時応急措置指針番号)を記載したラベルを貼付している。
  • *6 GHS (The Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals)
    化学物質の分類および表示方法について、国際的に調和(統一)させたシステム。

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