座談会 TALK SESSION

化学プラントを支える機電系

  • 信越エンジニアリング 新潟事業所 技術課 2016年度入社
    機械科学専攻 K.S.
  • 信越エンジニアリング 本社 技術本部 工務部 2015年度入社
    機械科学専攻 Y.I.
  • 信越エンジニアリング 本社 技術本部 計装電気部 2016年度入社
    電子情報科学専攻 T.H.
  • 信越半導体 白河工場 設備管理課 2016年度入社
    電気系工学専攻 Y.O.
SESSION 01

化学会社での機電系の仕事

Y.I.
このように普段異なる場所で働いている機電系出身者が一堂に集まる機会はなかなかありませんので、しっかり情報交換をしましょう。まずは各々、どんな仕事をしているか共有しましょうか。まずはT.H.君、お願いします。君とは、アメリカ向けの業務で絡むこともありますね。
T.H.
そうですね。私はY.I.さんや他のメンバーと、アメリカの塩ビの新工場建設の仕事をしています。工場建設には、いわゆる”化学屋”はもちろんのこと、“電気電子屋”、”機械屋”が密接に関わっています。私は“電気電子屋”として、皆さんと連携しながら仕事を進めています。私が担当する範囲はかなり幅広いですが、例えば配管に取り付けられる自動バルブの選定や制御設計などですね。機器の選定からアメリカへの輸出、現地での据え付けの段取り、試運転まで実施しています。
Y.I.
私は “機械屋”として、同じくアメリカの新工場建設のプロジェクトにかかわっています。任されているのは、製造ライン全体に純水や圧縮空気を供給するユーティリティ工場で、まさに製造全体の心臓部のような重要な部分。日本では建屋や機器の設計、3D CADによる配管設計を行っています。現場では建設用地の整地からはじまり、新工場が完成し、既設工場と繋がって運転開始されるまでの施工管理をチームで担当します。
K.S.
私は直江津工場に配属となり、機械系社員として、ユーティリティ設備の更新、改造、新設などを担当。設計、積算、部品の手配、さらには工事終了後のチェックも行います。現在、当社の業績も上向き傾向にあるため、生産量を増やすための設備更新や新設などが随時行われています。常に品質向上や合理化が求められていますから、常に検討、改善を行う、大変忙しい部署でもあります。昨年は台湾のレジスト新工場建設の機器調達の業務にも関わり貴重な海外業務経験もしました。
Y.O.
私が所属する白河工場ではパソコンやスマートフォンに内蔵されているICチップの基盤として使用されているウェーハを製造しています。私は製造設備の導入や改造を担当。仕様を検討してメーカーに発注し、据え付ける工事の管理も行っています。製造装置は一度導入すれば、もちろん長期に渡り使用できますが、皆さんと同様、常に生産性のアップが求められています。また、長く使用される装置だからこそ、技術者のプライドとしてきっちり検討してより良いものを導入したいという思いもあります。
SESSION 01

私たちが化学会社に見た可能性

Y.I.
そもそも学生時代に機械や電気を専攻していたにもかかわらず、ずばりストレートな業界ではなく、なぜ、化学業界ひいては信越化学という道を選んだのか。みんなそれぞれの理由があると思いますが。
Y.O.
私は電気専攻ですが、ズバリ電機メーカーだと、ひとつの製品を深く見るようなイメージがあって、どちらかというと大きくモノづくりをみたいと、化学工場ならそれがかなうかなと思いました。中でも信越化学はどんどん新しい工場を作っているから、私たちが活躍できる場も多いのではないかと思って入社を決意しました。
T.H.
私は就職活動を通して、プラントエンジニアの幅広い知識を必要とする様々な業務が非常に刺激的に感じました。その後信越のインターンに参加して、信越におけるプラントエンジニアの仕事を知りました。専業エンジ会社と異なり、建設後もメンテナンスを通じて工場を最後まで面倒看ることができる点や、その規模が魅力です。想像してみて下さい。長さ3km、幅1km の巨大なアメリカの工場の建設に携わり、完成後現地に駐在して自分で作ったプラントの面倒を看るなんて、とても壮大で夢があることだと思うんです。そんな夢も信越なら叶えることができますからね。
Y.I.
なるほど。私が就活時に思ったのは、信越という化学会社には機械屋としての私が活躍できるチャンスが非常に多くあるということ。信越化学はご存知の通り化学メーカーであり、主たる製品は塩ビやシリコーンといったものです。しかし、製品を作る上で機械は必須です。だからこの業界には機械系の人間が活躍できるフィールドが絶対あると考えました。信越化学は設備投資額も大きく、利益もあげています。又、海外の売上比率も大きいです。元々、海外で働きたいという憧れもあったので、この会社であれば将来活躍できる可能性が大きいと判断しました。
K.S.
私も同じく機械屋なので、自動車や電機メーカーの業界のほうがスタンダードなイメージはありました。しかし、ひとつのことを追求するのではなく、たくさんの種類の製品を作っているという点で化学メーカーに惹かれたし、ものづくりの原料である素材を作る会社には優れた技術力が集約されているだろうと思いました。そしてものを作る設備は機械であることで自分が活躍できる場所があると思いこの会社を選びました。
SESSION 03

信頼できるメンバーとともに

K.S.
皆さんは、この会社で働く上で、どのような点に魅力を感じていますか。私は、入社3年目に入って、急に色々と責任のある仕事が任されるようになって、そこに魅力を感じていますね。もちろん責任に対するプレッシャーもあるけれど、その分、強くなれるし、自分で考えたことが実現できるのは、やはり大きなやりがいを感じます。
T.H.
確かに、それはありますね。私も入社3年目にして海外に派遣されて、「ここで頑張ってこい」と言われるわけですよ。同級生に聞いても、そんな会社ないですよ。これってきっと社風ですよね。
Y.I.
基本的には人を信頼しているんですよ。確かに、仕事上では厳しいです。しかし、どのチームも仲が良いし、コミュニケーションがとれています。結局、少数精鋭と言いますか、少ない人数でチームがつくられるので、メンバーそれぞれが責任感を持って仕事をすることで、団結力が生まれるのではないでしょうか。
Y.O.
より良いものを作ろうという意識がメンバー全員で共有されているのを感じています。それがあるから仕事の立ち上がりが早い。方針が決まったら皆ですぐにやる!みたいな。そういう社内の雰囲気に私は魅力を感じています。
T.H.
機動力がありますよね。
K.S.
みんな、どこかで“自分がやらなかったら他に誰がやるんだ”みたいな、専門家意識があって、各々の技術力がシナジーを生んでいく、そんな会社であることは間違いありませんね。
SESSION 04

仕事における目標

Y.I.
最後にそれぞれの目標を語り合って座談会を締めましょう。
T.H.
誰からも信頼される技術者になりたいですね。私に聞けば求めていた答えがすぐに返ってくると、思われたいですね。そのためには電気電子系に限らず幅広い分野において、深い知識を身に着ける必要があると思っています。特に電気電子分野は技術革新が速いので、置いていかれないように新たな情報を常にキャッチアップしていきたいですね。
Y.O.
今は、あるひとつの工程を任されていますが、やがて全体を見れるような立場になっていきたいです。自分が弱い分野もあるので、一つひとつ知識を深めていきたいと思っています。とにかく、大きな仕事はもちろん、小さな仕事もおろそかにせず、しっかり突き詰めて、より良いものを作れるよう努力を重ねていきたいですね。
K.S.
私もまだ、上司に頼って仕事をしている部分もあるので、今与えられている仕事をこなしていく中で、広い視野と知識を身につけていって、やがて大きな工事が任されるように成長していきたいですね。もちろん、そのためには技術力だけでなく、たくさんの人をまとめ上げる人間力も身に着けていきたいですね。
Y.I.
ここにいるみんなもそうかもしれませんが、10年、20年後にはチームを任されるようになります。後輩を指導しながら、仕事をスムーズにゴールに導いていけるような、そんなリーダーになっていきたいですね。今は、50代以上のベテラン世代に頼っている部分もありますが、私たちがリーダーになるころには、そういったベテランの方々と私たちと、さらに若手からなる混成チームになってくると思います。上の世代から技術を伝承してもらいながら、チームとしての力に変えていきたいですね。