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信越グループカレンダー 2007年

カレンダーの紹介


NATURE AND LIFE 海と生きるPhotographer : Tsuneo Nakamura

地球表面積の約71%を占める海。
原始の水の無い灼熱の、地球表面のへこみに、火山から噴出された蒸気が冷えて水分としてたまり、約38億年前に今のような海が出来上がったとされます。そして、現在の地球の陸地はひとつにつながった七つの海に点在して浮かび、海が地球全体の安定した環境を支え、全ての生命のもととなっているのです。
今まで七つの海を旅し、さまざまな海で、数え切れないほどたくさん、すばらしい自然の情景に出会い、さまざまな生命に遭遇してきました。こうした感動を受け撮影した写真を見ていると、地球の海の自然ばかりか、海の星、地球が良く見えてきたのです。

1-2月 南極半島

ドレーク海峡を挟んで南米大陸に向かって鋭く突き出した南極半島はアンデス山脈の延長と考えられ、高い山が連なり、そびえ立つ氷河に浸食された岩肌と氷の絶景が広がります。南極半島と周囲の島々に囲まれたパラダイス・ハーバーは、世界で最も美しい自然湾とたたえられています。
南極大陸を取り囲む島々にはゾウアザラシやペンギンを始め、極地生物が豊富に生息しています。

3-4月 ラウル岬 / タスマニア島

オーストラリア南東に浮かぶ、北海道とほぼ同じ大きさのタスマニア島。島の東海岸に突き出したラウル岬には、溶岩が地下から噴出しながら冷え固まってできた粗粒玄武岩の六角柱、柱状節理がそびえます。まるで積み木を並べたように立ち並ぶ岩壁は、タスマニア州の州都、ホバートの港を目指す船舶やヨットのランドマークとなっています。陸からの到達は困難で、船からだけ見られる光景です。
タスマニア島では、ウイッディーシードラゴン(タツノオトシゴの仲間)の姿が見られます。

5-6月 カヤンゲル環礁 / パラオ諸島

国名はベラウ共和国ですが、パラオの名で知られています。東京から南におよそ3,200kmに位置するパラオ諸島の最北端に浮かぶカヤンゲル環礁です。総面積1.7km2のサンゴ礁で出来た美しい環礁と、サンゴが砕けてできた真っ白な砂の海底が素晴らしい景観をつくり出しています。
付近の海中では、体長10cmにも満たないモンツキカエルウオがサンゴの穴から顔を出しています。

7-8月 トラック環礁

グアム島の南東およそ1,000 kmに浮かぶ世界最大規模の環礁で、チューク・ラグーンと呼ばれますが、昔からトラック環礁の名で親しまれています。直径約60 km、周囲およそ200 kmの環礁で、「太平洋の湖」とも呼ばれ、このファナンナン島など、内部に点在する大小さまざまな島からなります。海面から見るとサンゴでできた小島が波に洗われながら環礁上に浮かんでいます。
ミクロネシア海域ではハシナガイルカがよくボートを追ってきます。

9-10月 フィジー諸島

ニュージーランドと赤道の間にあるフィジー共和国は、およそ330の島やサンゴ礁からなる島国で、四国とほぼ同じ大きさです。名前は、現地の言葉のヴィティの発音や、主島の名がヴィティ・レヴだったものをイギリス人がFijiと表記したことに由来します。熱帯気候で、高い大きな火山島の周囲にサンゴ礁の砂でできた、小さく平らな島がたくさん点在します。
海底には、この海域固有のスパインチークアネモネフィシュがイソギンチャクの上を舞っていました。

11-12月 グレーシャー・ベイ マージェリー氷河

アラスカ南部にあるグレイシャー・ベイは奥行きが約105 km、幅は5~30kmもあり、そこに周囲の氷原からこのマージェリー氷河を始め16もの氷河が流れ込んでいます。湾とその周辺はグレイシャー国立公園となり、ダイナミックな景観を誇り、グレイシャー・ブルーと呼ばれる神秘的な青色の氷河を見ようと世界中からクルーズ船がやってきます
湾周辺の川には産卵のためおびただしい数の鮭が遡上してきます。

中村 庸夫 (なかむら つねお)
1949年東京生まれ。
早稲田大学理工学部卒業、同大学院理工学研究科建設工学修士課程修了。(株)ボルボックス主幹。
海洋写真家として<海>だけをテーマに写真を撮り続け、取材海域は北極海から南極大陸まで及び、文字通り世界七つの海にわたっている。
撮影テーマはサンゴ礁の海中生物から氷の海の生物、クジラ、イルカ、海獣類、ペンギンや海鳥など七つの海の自然から、帆船や客船、マリンスポーツに及ぶ。海外での写真集の出版も多く、32カ国でその写真が発表されている。