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信越グループカレンダー 2003年

カレンダーの紹介


HOMMAGE A L' AFRIQUE アフリカへのオマージュPhotographer : Takashi Nakagawa

中川隆氏は、20年間にわたり世界を放浪した。
彼の写真スタイルは独学というより自然流である。
世界129カ国を巡り、旅を続けながら大自然のもとで学んだのである。
遺跡、樹木、虹、鳥、馬、ラクダなど様々なものに師事した。
「こちらが撮るのではなく、相手と表現の場を分かち合う」という。
写真家が尊敬の念を込めシャッターをきったアフリカの大地。
写真家はまた偉大な師を発見した。

※HOMMAGE A L' AFRIQUEとは、アフリカへの賛辞の気持を 表したフランス語です。

1-2月 サハラの曲線美 / アルジェリア・西部大砂丘

ヤシの木陰にテーブルを置き、世界の友に手紙をつづる。
砂丘のうねりを散歩する。
足が柔らかい砂に埋まって、爪先からの冷たい感触が体に伝わる。
その心地良さにさそわれ夢中で歩き回る。
ふと我に返って砂丘を見渡すと、自分が小さくなって母なる地球に抱かれている。

3-4月 紫色の丘 / アルジェリア・西部大砂丘

ゆらゆらと赤い花が地中海沿いの丘を埋め尽くす。
アフリカにも牧歌的な風景があるものだと思いつつ、次の丘にさしかかると黄色い花が一面に咲いている。
その次の丘がまさか紫色だとは思いもよらなかった。

5-6月 モロッコの田園風景 / モロッコ・メクネス

スペインの目と鼻の先はアフリカ大陸の玄関口モロッコである。
女性はベールで顔を隠し、肌も隠す。
それでいて、瞳が不思議な魅力をかもし出す。
田園からは女性たちの声が弾む。
つい挨拶をしてしまう。
その時、一斉にこちらを見てエキゾチックな瞳が笑った。

7-8月 階段ピラミッドがある風景 / エジプト・サッカラ

農耕地はナイルに沿って帯状に延びる。
その後方にある4500年の歴史を持つサッカラの階段ピラミッドが不毛の大地の上からナイルを見下ろす。
村人は遥かなる古代文明からのたたずまいに時の経過を刻みつつ、水牛を引き連れて家路に向かう。

9-10月 ビクトリア湖の帆掛け舟 / タンザニア・ビクトリア湖・ムワンザ

ナイル河口からナイル源流にさかのぼること6500km。
ビクトリア湖がそこにあり、その大きさと色彩の変わりように驚かされる。
自然は何色でも作り出せる。
空も湖もグリーン色に変えて、キラキラ輝く不思議な世界の帆掛け舟は、時の経つのを忘れさせてくれる。

11-12月 カラハリ砂漠の夕暮れ / ボツワナ・カラハリ砂漠・セコマ

木が多くて砂漠とは思えないのに、ジープのタイヤが赤い砂にとられる。
ブッシュマンが動物を追う。
牛は自分たちの時間にしたがって、黙々と家路に向かう。
私は今日も自由な場所に野営する。
自分だけの時間が流れる。

中川 隆 (なかがわ たかし)
1942年、神戸市生まれ。
1974年、夫婦で世界見聞の旅に出る。
1990年、17年間にわたる五大陸112カ国に足跡を残す世界旅行を終える。
1992年、旅する写真家として作品集を発表。各地で写真展を開催し、雑誌などに取り上げられる。
1997年、再び旅に出る。3年3カ月、39カ国を訪問。
現在、写真展や講演を精力的に続ける。

当社の社内報で企画したインタビュー記事をご紹介します。
> 中川隆さんへのインタビュー