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当社関連会社CIRES社の完全子会社化について

    信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:金川千尋)は、ヨーロッパにおける塩ビ製造販売の関連会社・CIRES社(本社:ポルトガル、社長:R.B.オルタ)の完全子会社化を目指し、その手続きに入った。

    CIRES社は、1960年に、ポルトガルの現地法人と信越化学、三井物産の共同出資で、ポルトガルのエスタレージャに設立された。これは、日本の化学会社の中ではきわめて早い海外進出であり、以来半世紀近くにわたり、同社は塩化ビニル樹脂の製造とポルトガル・スペインといった南欧市場を中心とした販売を担ってきた。年産約3千トンで操業を開始した後、増設を重ね、現在では年産約20万トンまで生産能力を拡大している。

    今回の完全子会社化の目的は、CIRES社を信越化学と一体化させることで、同社の事業運営のスピードアップを図り、欧州における塩ビ事業の一翼を担う存在として事業を拡大させて行くことである。今後、CIRES社は信越グループの100%子会社として、これまで培ってきた生産技術力・販売力の更なる向上を図り、収益力の強化に努めていく。

    完全子会社化の手続きは、ヨーロッパにおける事業拠点のシンエツ・インターナショナル・ヨーロッパ(以下SEIE社)を通じて進める。(現在の出資比率は、現地法人等合計: 47.86 %、三井物産グループ: 26.07 %、SEIE社: 26.07 %)まず、2008年12月9日付で、CIRES社の現在の株主の 1 社である INEOS Chlor Vinyls Holdings B.V. の保有株式全株(CIRES社発行株式の 26.23 %)を同社から買い取る契約を締結。SEIE社が保有するCIRES社株式の保有割合は、ポルトガルを始めとする関係各国の競争当局等の承認を経て 52.31 %となる。
   SEIE社は、上記取引によりCIRES社株式の議決権を過半数取得後、ポルトガルの現地法に基づき、CIRES社の残りの全株式を対象に公開買付けを実施し、同社の完全子会社化を目指す。現時点では、公開買付け開始時期は2009年3月を見込んでいる。なお、CIRES社全株式取得に必要な資金は、約19百万ユーロ(約22億円)となる予定。

   信越化学の塩ビ事業は、アメリカのシンテック社を中核とし、欧州、日本と併せた3極体制で世界中の顧客に安定供給を行ってきている。信越化学では欧州での塩ビ需要の伸びに対応し、オランダのシンエツPVC社の生産能力を2006年に年産45万トンにまで拡張したことに続き、今回CIRES社の完全子会社化を図り、信越グループの欧州における塩ビ事業の基盤を固めていく。
   欧州での塩ビ需要は、省エネ対策用として断熱性が求められる窓枠などで今後も堅調な伸びが見込まれている。


CIRES社の概要

@商          号 : Companhia Industrial de Resinas Sinteticas, CIRES, S.A.
A本社所在地 : ポルトガル・エスタレージャ(ポルトガル北部、ポルト市近郊)
B代   表   者 : R.B.オルタ
C主な事業内容 : 塩化ビニル樹脂の製造・販売(生産能力:約20万トン/年)
D設 立 年 月 : 1960年11月
E資   本   金 : 15百万ユーロ
F発行済株式総数 : 普通株式 15,000,000株
G決   算   期 : 12月期
H従   業   員 : 124名(2008年6月30日現在)
I最近事業年度における業績の動向 : (単位:千ユーロ)

 
2007年12月期
2006年12月期
売上高
176,195
158,175
営業利益
2,363
2,575
当期純利益
1,289
1,229
総資産
103,125
94,545
純資産
43,374
40,923

 

以上

この件に関するお問い合わせは
信越化学工業株式会社 広報部 小石川
TEL: 03-3246-5091 FAX: 03-3246-5096
e-mail: sec-pr@shinetsu.jp までお願いいたします。

 

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