カナダには、手付かずの大地がたくさん残されており、野生動物や植物、あるいは自然現象を、太古の風景の中で観察できる。特に冬には、ホッキョクグマ、アザラシ、ホッキョクギツネなど、白銀の世界で暮らす白く美しい生き物たちの野生の姿を目の当たりにでき、高緯度ならではのカナダの大きな魅力が発揮される。
オーロラは、太陽から放たれた電気を帯びた粒子が大気に衝突して現れるという宇宙規模の現象だが、そんな神秘的な天体ショーを容易に見られるところもカナダには多い。日常を離れて、パキーンと冷え渡った真っ白い世界で宇宙に想いを馳せる、というのもオツである。そんな冬のカナダから日本に帰ると、いつも厳しく感じられていたはずの寒さが、まったく軟弱なものに感じられるのが、また面白い。 |